須濱メソッド実践型コンサルティングマニュアル
完成報告資料

作成日: 2026年1月4日

1. ご報告内容と作成の目的

ご報告内容

先生の著書『ナニワ発!目からウロコのビジネスヒント96選』と、実際の研修記録をもとに、実行可能な12ヶ月プログラムの完全マニュアルを作成いたしました。

作成の目的

  • 須濱メソッドの標準化 - 先生の豊富な経験と実践知を体系化し、再現可能な形に
  • コンサルタントの支援 - 迷わず実行できるチェックリストと進行台本
  • クライアント成果の最大化 - 3ヶ月で必ず成果を出す設計で、早期に信頼を獲得
  • 継続的改善文化の構築 - 12ヶ月で自走できる体制を確立

2. 参考にした資料

須濱先生の著書

『ナニワ発!目からウロコのビジネスヒント96選』(須濱哲昌 著、唯学書房)

中小企業の人材育成と経営技術に関する96の語録を抽出し、マニュアルの思想的基盤として活用。

実際の研修記録

  • リフォーム業A社 - 経営改革3点SET、アクションプラン策定、顧客管理310件のデータ整理
  • 製菓業B社 - 幹部研修(全4回)、2S実践編、ダンボール削減で半月分9,000枚削減
  • 冷凍設備業C社 - 6ヶ月で大幅な業務効率アップ、「できることで、やっていないこと」リストの活用

ビジョン実現シート・アクションプラン

  • 経営コンサルティング事務所のビジョン実現シート(経営理念・基本方針・行動理念)
  • 2012年アクションプラン(商品開発・物流・営業・財務・人事組織)
  • アクションプラン改訂版(不動産鑑定事務所D社)

3. マニュアルの全体構成

12ヶ月プログラム(修正版)

期間 フェーズ 訪問 主な内容 月額
1-3ヶ月 診断+即効改善 月2回×3h 診断、理念策定、即効改善、2S導入 ¥300,000
4-6ヶ月 本格改革開始 月2回×3h AP策定、実行支援、中間評価 ¥300,000
7-9ヶ月 定着+数値管理 月2回×2.5h 改善加速、数値管理、人材育成 ¥250,000
10-12ヶ月 自走準備 月2回×2.5h 顧客価値向上、自走体制、総括 ¥250,000
年間合計 ¥3,300,000

含まれるもの

  • 年間24回訪問(計66時間)
  • 全52種類のテンプレート提供
  • メール・電話相談無制限
  • 緊急時臨時訪問年2回無料
  • 研修資料・語録集

成果のマイルストーン

  • 3ヶ月時点: 即効改善で数値成果 → 「やればできる!」
  • 6ヶ月時点: 仕組み化・習慣化の芽 → 「続けられそう!」
  • 9ヶ月時点: 本格的改善 → 「数字が変わってきた!」
  • 12ヶ月時点: 自走体制完成 → 「自分たちでできる!」

4. 須濱メソッドの3本柱

🔷 第1の柱: 2S(整理・整頓)

経営資源の最適化

2Sの定義

  • 整理: 要るものと要らないものを分ける
  • 整頓: 決まった場所に、決まった量を、決まった方法で置く

なぜ2Sなのか?(5Sではない理由)

清掃・清潔・躾は、整理・整頓ができていれば「自然と」できるもの。まずは本質である2Sに集中する。これがトヨタの考え方であり、須濱メソッドの考え方。

2Sの対象

人・金・モノ・データ・材料・場所・土地・お客さん・技術・ノウハウ・時間など、すべての経営資源に適用。

🔷 第2の柱: 見える化

問題の表面化

見える化の目的

  • 隠れていた問題を誰もが認識できる状態にする
  • 全員で解決に取り組む体制を作る
  • 改善の進捗を可視化して意欲を高める

見える化の具体例

  • 工程表、標識、看板、掲示物
  • タイムカード、勤怠管理表
  • 顧客管理シート、営業プロセス表
  • 在庫管理表、棚卸しデータ

🔷 第3の柱: アクションプラン

誰が・何を・いつまでに

アクションプランの構成要素

  • 誰が: 実行責任者を明確化
  • 何を: 具体的な行動を記載
  • いつまでに: 期限を設定
  • どうやって: 方法・手段を明記
  • 何のために: 目的を共有

重要なポイント

「漠然と書くのではなく、手間をかけて具体化する」「実行した成果を見える化し、ルール化・ルーチン化する」

5. 最大の特徴:「3ヶ月で必ず成果を出す」設計

❌ 従来の問題点

  • 第1ヶ月: 診断のみ
  • 第2ヶ月: 理念策定のみ
  • 第3ヶ月: 2S研修のみ
  • → 3ヶ月経過しても成果が見えず、クライアントが不安に

✅ 須濱メソッド(新設計)

  • 第1ヶ月: 診断 + 即効改善テーマ選定
  • 第2ヶ月: 理念策定 + 即効改善実行
  • 第3ヶ月: 2S研修 + 成果発表会
  • → 3ヶ月時点で必ず数値成果を提示!

「できることで、やっていないこと」リストの活用

冷凍設備業C社の事例から学ぶ秘訣

第1ヶ月の診断時に、経営者・幹部・社員全員に質問:

「できるのに、やっていないこと」を教えてください

この質問の優れた点:

  • 「できないこと」ではなく「できること」を聞く → 当事者意識が生まれる
  • 全社員から集めると、本当の問題が浮き彫りに
  • 多くの人が挙げた項目 = 全員が困っている重要課題
  • すぐに実行可能 → 1-2ヶ月で成果が出る

冷凍設備業C社の実績(6ヶ月間)

取り組み内容(件数順)

  1. 2S(整理整頓) - 24件
  2. 現場確認・指示のフォロー - 24件
  3. 仕事の2S - 14件
  4. 改善作業(部下と一緒に) - 14件
  5. コミュニケーション・ほうれんそう - 11件

→ 2Sと見える化が最も多く、これが即効改善の核となった

6. マニュアルの詳細内容

第1ヶ月: 診断+即効改善選定

第1回訪問(第1週)

  • 経営者ヒアリング(経営課題・数値目標)
  • 幹部ヒアリング(現場の課題)
  • 現場視察(2Sの観点で観察)
  • 宿題: 全員に「できることで、やっていないこと」リスト提出

第2回訪問(第3週)

  • 診断結果報告(SWOT分析、現状の数値)
  • 「できることで、やっていないこと」集計結果発表
  • 即効改善テーマ選定ワークショップ
  • 即効改善3テーマの実行計画策定

第2ヶ月: 理念策定+即効改善実行

  • 経営理念・基本方針・行動理念のワークショップ
  • ビジョン実現シートの作成
  • 即効改善の進捗確認・軌道修正
  • 2S研修の準備

第3ヶ月: 成果発表+2S導入

  • 即効改善成果発表会(数値で示す)
  • 2S本格研修(整理・整頓の基準作り)
  • 成功体験の共有と横展開
  • 第4ヶ月以降のアクションプラン策定準備

第4-12ヶ月(要点)

  • 第4ヶ月: アクションプラン策定(全社・部門別)
  • 第5ヶ月: 実行支援・軌道修正
  • 第6ヶ月: 中間総括・評価制度設計
  • 第7ヶ月: 改善活動の加速
  • 第8ヶ月: 数値管理の徹底
  • 第9ヶ月: 人材育成体制の構築
  • 第10ヶ月: 顧客価値向上
  • 第11ヶ月: 自走体制の完成
  • 第12ヶ月: 総括・卒業式

7. 実践ツール

各月に含まれる実践ツール

  • 訪問前チェックリスト: 準備すべき資料・確認事項
  • 訪問中の進行台本: タイムテーブル付き(分単位)
  • クライアント説明スクリプト: 実際の会話例
  • ワークショップ進行方法: 参加者を巻き込む技術
  • 訪問後チェックリスト: 記録・フォローアップ項目
  • よくある失敗と対処法: 5つの失敗パターン
  • 成果の示し方: 数値化・金額換算の例

8. 成果物一覧(52種類)

診断・分析系(8種類)

  1. 経営者ヒアリングシート
  2. 幹部ヒアリングシート
  3. 現場観察チェックリスト
  4. SWOT分析シート
  5. 診断報告書テンプレート
  6. 経営課題一覧表
  7. 数値分析シート
  8. 診断報告プレゼン資料

即効改善系(6種類)

  1. 「できることで、やっていないこと」集計表
  2. 即効改善テーマ選定シート
  3. 即効改善実行計画書
  4. 即効改善進捗管理表
  5. 成果測定シート
  6. 成果発表会資料テンプレート

理念・ビジョン系(5種類)

  1. 経営理念ワークシート
  2. 基本方針策定シート
  3. 行動理念チェックリスト
  4. ビジョン実現シート
  5. 理念浸透計画書

2S関連系(8種類)

  1. 2S研修資料(PowerPoint)
  2. 整理基準チェックリスト
  3. 整頓ルール作成シート
  4. 2S実践計画書
  5. 2S点検チェックシート
  6. 写真記録シート(Before/After)
  7. 2S事例集テンプレート
  8. 2S改善提案書

アクションプラン系(7種類)

  1. アクションプラン策定シート
  2. 部門別アクションプラン
  3. 個人別アクションプラン
  4. 進捗管理表(月次)
  5. 軌道修正シート
  6. 成果報告書テンプレート
  7. 次期計画策定シート

評価・育成系(6種類)

  1. 評価制度設計シート
  2. 評価表テンプレート
  3. 社員コメント評価表
  4. 育成計画書
  5. 1on1面談シート
  6. キャリアパス設計シート

数値管理系(5種類)

  1. 月次業績管理表
  2. 予実管理表
  3. KPI管理シート
  4. 財務分析シート
  5. 損益計算書(簡易版)

顧客価値系(3種類)

  1. 顧客管理シート
  2. 顧客満足度調査票
  3. 顧客ランク分類シート

総括・自走系(4種類)

  1. 年間総括報告書
  2. 自走体制チェックリスト
  3. 継続改善計画書
  4. 卒業証書テンプレート

9. マニュアルの強み

1. 実例ベース

須濱先生の実際の研修記録(タクミリフォーム様、徳永製菓様、三冷応様等)をもとに作成。机上の空論ではなく、現場で検証済みの手法のみを収録。

2. 具体的・実践的

「診断する」ではなく「経営者に○○を聞く」「△△を確認する」という具体的な行動レベルまで落とし込み。初心者でも迷わない。

3. チェックリスト完備

訪問前・訪問中・訪問後の抜け漏れを防ぐチェックリストで、品質を担保。

4. タイムテーブル付き

「9:00-9:30 経営者ヒアリング」のように分単位の進行台本で、時間配分を明確化。

5. スクリプト例

「こういう場面では、こう言う」という実際の会話例を収録。コンサルタントの不安を解消。

6. 失敗対策

よくある失敗パターンと対処法を先回りして提示。トラブルを未然に防ぐ。

10. 期待される効果

コンサルタント側

  • 自信を持って実行できる - マニュアル通りに進めれば成果が出る安心感
  • 準備時間の大幅削減 - テンプレートが揃っているため、資料作成時間が50%以上削減
  • クライアント満足度の向上 - 3ヶ月で成果を出すため、継続契約率が向上
  • 須濱メソッドの継承 - 先生の引退後も、メソッドが継承される

クライアント側

  • 3ヶ月で具体的成果 - 早期に信頼関係を構築
  • 12ヶ月で自走体制 - コンサル終了後も改善が継続
  • 社員の意識改革 - 「できることで、やっていないこと」の発想で当事者意識が向上
  • 継続的改善文化の定着 - 2S・見える化・APが日常業務に組み込まれる

11. 今後の展開案

Step 1

実施ガイド(完成)

月別の詳細マニュアル、チェックリスト、進行台本、スクリプト例を完備した実施ガイド。

✓ 完成
Step 2

52種類のテンプレート集(次のステップ)

Excel・Word形式で実務ですぐ使えるテンプレート集。カスタマイズ可能な形式で提供。

予定
Step 3

研修スライド集(その後)

PowerPoint形式の研修資料。第1-12ヶ月の各研修で使用可能なスライド集。

予定
Step 4

コンサルタント育成プログラム(将来)

コンサルタント向けの研修プログラム。ロールプレイング、ケーススタディを含む実践トレーニング。

予定

12. 先生へのお願い

ご確認いただきたい点

  1. 全体構成について - 12ヶ月プログラムの流れは、先生の実践と合致していますか?
  2. 3本柱の解釈について - 2S・見える化・アクションプランの説明は正確ですか?
  3. 「3ヶ月で成果を出す」設計について - 即効改善を並行実行する方法は妥当ですか?
  4. 成果物の過不足について - 52種類のテンプレートで十分ですか?追加・削除すべきものは?
  5. 料金設定について - 年間¥3,300,000(税別)の価格は適正ですか?

追加でご教示いただきたい点

  • マニュアルに収録すべき「須濱語録」や重要な考え方
  • 実際の研修で特に重視されているポイント
  • クライアントからよく受ける質問とその回答例
  • コンサルタントが陥りやすい失敗とその対処法
  • このマニュアルで不足している要素

今後の方向性について

  • このマニュアルを社内用として使用するか、外部公開するか
  • Step 2(テンプレート集)の作成を進めるべきか
  • コンサルタント育成プログラムの開発を検討するか
  • 実際にこのマニュアルを使って試行してみるか

お忙しいところ恐縮ですが、ご確認・ご指導のほど、よろしくお願いいたします。