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須濱メソッド実践型コンサルティング
添削日:____年__月__日

実施ガイド
(チェックリスト付き)

目次
  1. プログラム全体像
  2. 12ヶ月ロードマップ
  3. 第1ヶ月: 診断+即効改善選定
  4. 第2ヶ月: 理念策定+即効改善実行
  5. 第3ヶ月: 成果発表+2S導入
  6. 第4-6ヶ月: 本格改革
  7. 第7-12ヶ月: 定着・自走支援
  8. 緊急時対応マニュアル
  9. 付録(用語集)

1. プログラム全体像

須濱メソッドの3本柱

📋 2S(整理・整頓)

経営資源の最適化。人・金・モノ・データ・時間など、すべての経営資源を整理・整頓し、無駄をなくす。

👁️ 見える化

問題の表面化。隠れていた課題を誰もが認識できる状態にし、全員で解決に取り組む体制を作る。

✅ アクションプラン

誰が・何を・いつまでに。曖昧さを排除し、具体的な行動に落とし込むことで確実に成果を出す。

プログラム基本情報

成果のマイルストーン

時点達成状態クライアントの実感
3ヶ月即効改善で数値成果「やればできる!」
6ヶ月仕組み化・習慣化の芽「続けられそう!」
9ヶ月本格的改善「数字が変わってきた!」
12ヶ月自走体制完成「自分たちでできる!」

2. 12ヶ月ロードマップ

前半6ヶ月(基礎構築期)

フェーズ重点テーマ成果物
第1ヶ月診断+即効改善選定経営課題の把握、即効改善テーマ選定診断報告書、即効改善実行計画
第2ヶ月理念策定+即効改善実行経営理念・ビジョン策定、即効改善進行ビジョン実現シート、進捗報告書
第3ヶ月成果発表+2S導入即効改善成果発表、2S研修成果発表資料、2S実践計画
第4ヶ月AP策定アクションプラン策定全社・部門別アクションプラン
第5ヶ月実行支援AP実行支援、軌道修正進捗管理表、軌道修正シート
第6ヶ月中間総括前半の振り返り、評価制度設計中間報告書、評価制度案

後半6ヶ月(定着・成果創出期)

フェーズ重点テーマ成果物
第7ヶ月改善加速改善活動の加速、全員参加改善事例集、表彰制度
第8ヶ月数値管理KPI管理、予実管理の徹底KPI管理表、予実分析レポート
第9ヶ月人材育成社内講師育成、評価制度運用育成計画書、評価実施記録
第10ヶ月顧客価値向上顧客満足度向上、サービス改善顧客満足度調査結果、改善提案
第11ヶ月自走体制コンサル不在での自走準備自走体制チェックリスト
第12ヶ月総括・卒業12ヶ月の振り返り、卒業式年間総括報告書、継続改善計画

3. 第1ヶ月: 診断+即効改善選定

この月の目標

第1回訪問(第1週): 診断フェーズ

訪問前チェックリスト

タイムテーブル(3時間)

時間内容担当
9:00-9:10挨拶・自己紹介、今日の流れ説明コンサルタント
9:10-10:00経営者ヒアリング(経営課題・数値目標・理想の姿)コンサルタント
10:00-10:50幹部ヒアリング(現場の課題・困っていること)コンサルタント
10:50-11:00休憩-
11:00-11:40現場視察(2Sの観点で観察・写真撮影)コンサルタント+経営者
11:40-12:00宿題説明「できることで、やっていないこと」リスト提出コンサルタント

経営者ヒアリングの質問例(スクリプト)

「まず、現在の経営課題について教えてください。特に困っていること、解決したいことは何ですか?」

「3年後、この会社をどのような姿にしたいですか?」

「売上・利益の目標数値を教えてください。現状と目標のギャップはどのくらいですか?」

「社員の皆さんに、どのように動いてほしいと思っていますか?」

重要なポイント

「できることで、やっていないこと」リストの説明方法

「今日から2週間の宿題をお願いします。全社員の皆さんに『できることで、やっていないこと』を書いていただきたいのです。」

「『できないこと』ではなく、『できるのに、やっていないこと』です。例えば、『顧客への定期連絡ができているのに、やっていない』『在庫管理表を作れるのに、作っていない』といったことです。」

「この質問の良いところは、『できること』を聞くので、誰でも答えられることです。そして、皆さんからたくさん出てきた項目は、会社全体が困っている重要な課題なのです。」

「これを次回までに集計し、すぐに実行できることから始めます。3ヶ月後には必ず成果が出ますので、ご協力お願いします!」

訪問後チェックリスト

よくある失敗と対処法

失敗1: ヒアリング時間が足りない

原因: 経営者が話し込んで時間オーバー

対処法: 最初に「50分でお願いします」と明言。40分経過時点で「残り10分です」と伝える。

失敗2: 社員が「できることで、やっていないこと」を書いてくれない

原因: 質問の意味が伝わっていない、または書く時間がない

対処法: 具体例を3つ示す。5分で書ける分量にする。提出期限を明確にし、リマインドメールを送る。

失敗3: 現場視察で何を見れば良いか分からない

原因: 2Sの観点が明確でない

対処法: チェックリストを持参。「要らないものが置かれていないか」「決まった場所に置かれているか」に注目。

第2回訪問(第3週): 診断報告+即効改善選定

訪問前チェックリスト

タイムテーブル(3時間)

時間内容
9:00-9:50診断結果報告(SWOT分析、現状の数値、課題整理)
9:50-10:30「できることで、やっていないこと」集計結果発表
10:30-10:40休憩
10:40-11:40即効改善テーマ選定ワークショップ(全員参加)
11:40-12:00即効改善3テーマの実行計画策定(誰が・何を・いつまでに)

即効改善テーマの選定基準

5つの基準(すべて満たすこと)
  1. 件数10件以上: 多くの人が挙げた = 重要課題
  2. 金がかからない: ゼロコストまたは極めて低コスト
  3. 1-2ヶ月で成果: すぐに結果が見える
  4. 数値測定可能: ビフォー・アフターが明確
  5. 実行責任者が明確: 誰がやるか決まっている

成果物チェックリスト

4. 第2-6ヶ月の概要

第2ヶ月: 理念策定+即効改善実行

第3ヶ月: 成果発表+2S導入

第4ヶ月: アクションプラン策定

第5ヶ月: 実行支援

第6ヶ月: 中間総括

5. 第7-12ヶ月の概要

第7ヶ月改善活動の加速、全員参加、改善事例集・表彰制度
第8ヶ月数値管理の徹底、KPI管理、予実分析
第9ヶ月人材育成体制の構築、社内講師育成
第10ヶ月顧客価値向上、顧客満足度調査
第11ヶ月自走体制の完成、コンサル不在での運用テスト
第12ヶ月総括・卒業式、年間総括報告書、継続改善計画

6. 緊急時対応マニュアル

ケース1: 社長が急に方針を変える

症状:「やっぱり、この改善テーマはやめて、別のことをやりたい」

原因: 当初の目的が共有できていない / 短期的な成果が見えず不安 / 外部情報に影響

対処法:

  1. まず、社長の不安・懸念を聴く(否定しない)
  2. 当初の目的を再確認「なぜこのテーマを選んだのか?」
  3. 既に出ている成果(小さくても)を数値で示す
  4. 「あと○週間で△△の成果が出ます」と具体的に伝える

ケース2: 幹部が非協力的

症状:「忙しいので、改善活動に時間を割けない」

原因: 改善活動が「余計な仕事」と認識 / 自分の立場が脅かされる不安 / 成果が見えない

対処法:

  1. 個別に話を聴く(社長抜きで)
  2. 「現場で困っていること」を聞き出す
  3. 改善活動で「その困りごとが解決できる」と示す
  4. 小さな成功体験を作る(幹部主導で)

ケース3: 成果が出ない

症状: 3ヶ月経過しても数値が改善しない

原因分析: 実行計画が曖昧 / フォロー不足 / テーマ選定ミス / 測定方法が不適切

緊急対応:

  1. 即座に現状確認: 何がどこまで進んでいるか?
  2. 計画の見直し: 難易度を下げる、期限を調整
  3. 成果の再定義:「小さな成果」でも認める
  4. フォロー頻度を上げる: 週1回の進捗確認

7. 用語集

用語定義
2S整理(要るものと要らないものを分ける)・整頓(決まった場所に決まった量を決まった方法で置く)
見える化隠れていた問題を誰もが認識できる状態にすること
アクションプラン(AP)誰が・何を・いつまでに・どうやって・何のためにを明確にした行動計画
即効改善1-2ヶ月で成果が出る、ゼロコストまたは低コストの改善活動
できることで、やっていないこと当事者意識を生み出す質問法。「できないこと」ではなく「できること」を聞く
ビジョン実現シート経営理念・基本方針・行動理念・数値目標・APを1枚にまとめたシート

8. 添削・コメント欄

© 須濱メソッド プロジェクトチーム|作成日: 2026年1月4日